この記事でわかること
- そもそもセカンドライフとは?
- セカンドライフが注目された理由
- メタバースとセカンドライフの違い6選
- メタバースが失敗しないためには?
- よくあるQ&A
先に結論からいうと、2023年現在のメタバースとセカンドライフは大きく異なります。
なぜなら、当時のセカンドライフは、かなり不便だったから。
そこで今回は、具体例を挙げつつ、それぞれの違いを浮き彫りにしていきます。
本記事を読むと、メタバースとセカンドライフの違いがわかり、『いまメタバースに触れる価値』が明確になりますよ!
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そもそもセカンドライフとは?
アプリ名 | SECOND LIFE(セカンドライフ) |
リリース | 2003年 |
開発元 | Linden Lab社(アメリカ) |
公式サイト | https://www.secondlife.com/ |
セカンドライフとは、2000年代にアメリカ企業からリリースされた、仮想空間を楽しめるアプリ。
アバターを使って仮想空間を自由に探索できたため、当時としては革新的なサービスでした。
2008年には登録者数が1500万人を超え、大手広告代理店や自動車メーカー等も参入を果たしています。
セカンドライフが注目された4つの理由
セカンドライフが注目された理由を4つ、順番にみていきましょう。
仮想通貨を稼げたから
まず、仮想通貨『リンデンドル』の登場が大きかったです。
米ドルとしか交換できないものの、仮想空間内で稼げるという体験が革新的でした。
アイテムや不動産の売買が主な収入源の方も、たくさんいたのです。
リンデンドルがビットコインなどのように世界とつながっていれば、さらに流行したかもしれませんね。
>>【ビットコイン(BTC)とは?】基礎から将来性まで解説!
リアルな仮想空間を楽しめたから
リアルな仮想空間を楽しめるのも、注目された大きな要因です。
試しに、ぼくもセカンドライフをプレイしてみました↓
画面が見やすく、海外の方とチャットできるくらい操作性が高いですね。
2000年代当時、こんな仮想空間アプリがでたら注目されて当然です。
不動産売買ができたから
仮想空間上で不動産売買できたのも、当時としては革新的でした。
購入したバーチャル上の土地では、オリジナルのコンテンツを作成できます。
たとえばビルを建設してテナントを募集したり、アイテムショップを作って商売したりなど…
コンテンツ作成で収益化できるほか、土地自体も高額で取引された点が注目にされました。
ビジネス分野で活用が進んだから
ビジネス分野での活用も進んだ点も、セカンドライフ注目の要因です。
世界的な人気の波に乗ろうと、以下のような国内企業もセカンドライフに参入。
主に、自社の商品・サービスへの広告などに活用され、国内での認知を高めたのです。
【比較表】メタバースとセカンドライフの違い
メタバースとセカンドライフの違いをまとめると、下記の通り。(赤字は後ほど深掘り解説)
メタバース | セカンドライフ | |
ブロックチェーンの活用有無 | 有 | 無 |
仮想通貨の利便性 | ◎ | ✕ |
経済の回りやすさ | ◎ | △ |
同時接続できる人の数 | 多 | 少 |
通信環境の整備状況 | ◎ | ✕ |
VR機器への対応 | ◎ | ✕ |
アバターの使用可否 | 可 | 可 |
コンテンツの作成可否 | 可 | 可 |
対応デバイス | PC・スマホ・タブレット | PC(Windows) |
(スマホでは左右にスクロールできます) |
セカンドライフは見た目上、23年現在のメタバースと同じように見えますが、実は大きく異なります。
確かに独自の仮想通貨リンデンドルも存在し、建築物などのコンテンツを作成・売買もできました。
しかし、セカンドライフは「早すぎたメタバース」と言われることも…
では「なぜ流行らなかったのか?」次で解説します。
セカンドライフが失敗に終わった理由
結論からいうと、『利便性が低かった』からです。
利便性の低さとは、たとえば下記などが挙げられます。
- 1部屋に最大50人(当時)しか入れない
- 通信速度が遅い
- PCの処理能力が低い
- 仮想通貨が世界と繋がっていない
通信環境の悪さ・PCスペックの低さにより、利便性が低かったのです。
利便性の低さに加えて、「ゴールがないから、何をしたらいいか迷う」「設定が難しい」といった声もありました。
一方、現代はメタバースを存分に楽しめる環境が整っています。
事実、メタバースはこれからとんでもない成長予測が出ており、大きなビジネスチャンスがあるのです。
円安で経済がしぼむ中、年間成長率40%の産業に触れておくと収入を上げるチャンスを得られますよ!
>>【理解度120%】メタバースの始め方・やり方!目的別に解説
メタバースとセカンドライフの違い6選
メタバースとセカンドライフとの違いは、下記の6つ。
順番に解説していきます。
ブロックチェーンの活用有無
メタバースとセカンドライフの大きな違いは、ブロックチェーンの活用有無といえます。
ブロックチェーン技術が活用されたことで、メタバースはセカンドライフを上回る利便性を実現しました。
具体的には、リンデンドルより汎用性の高い仮想通貨(ビットコイン・イーサリアムなど)・NFTなどが誕生しています。
ブロックチェーンは"現在の社会を変える革命"と言われるくらい、先進的な技術です。
仮想通貨の利便性
ブロックチェーンの活用により、メタバースでは仮想通貨の利便性も高まりました。
前提として、セカンドライフ独自の仮想通貨(リンデンドル)はセカンドライフ内でしか使えず、交換できるのは米ドルのみです。
対して、メタバースでの仮想通貨はあらゆる場面で使え、法定通貨(日本円など)・仮想通貨どちらにも交換できます。
つまり、ユーザーが扱いやすく、入手しやすい仮想通貨に生まれ変わったということ。
メタバース内経済の回りやすさ
メタバース内で使える仮想通貨の汎用性が高くなったことに加え、NFTも活用できるようになりました。
NFTとは簡単にいうと、デジタルデータに固有IDをつけて希少価値(資産性)を持たせる技術です。
NFTについてくわしく知りたい方は、『NFTとは?メリット・デメリット・仕組みを解説』をご参照ください。
たとえばメタバースゲーム「The Sandbox」だと、すべてのアイテムがNFTのため、売買すると仮想通貨を入手できます。
しかも売買で得た仮想通貨は、『国境を越えて・楽に・高い信頼度で』やり取りが可能。
>>【注意点3選】NFTゲーム(GameFi)の始め方まとめ
>>【儲かる事例あり】NFTは儲からないと勘違いしてませんか?
同時接続できる人の数
また、メタバースでは同時接続人数の上限が大きく引き上げられました。
セカンドライフでは、現在でも1つの部屋に最大110人しか同時接続できません。(参照:SECONDLIFE COMMUNITY)
しかしブロックチェーンの仕組みを活用すると、大量の人々が同時接続できます。
たとえばブロックチェーンを活用した『MIR4』というゲームでは、130万人以上が同時接続可能。(参照:PRTIMES)
通信環境の整備状況
メタバースとセカンドライフでは、通信環境も大きく異なります。
セカンドライフが話題となった2000年代の通信環境は、下記のような状況でした。
- PCスペックが低く、使いづらい
- 通信の高速化が進んでいなかった
- スマホが登場していなかった
- 携帯の通信規格は3G
対して2023年現在の通信環境は、下記のように好転しています。
通常PCの性能アップ
高速Wi-Fiが家庭にも普及
完全なるスマホ社会
通信規格は5G
>>【理解度120%】メタバースの始め方・やり方!目的別に解説
オンライン需要の増加
また、それぞれが流行するサービスの時代背景にも、大きな違いがあります。
2019年末からの新型コロナの影響により、オンライン需要が一気に増加。
リモート会議やテレワーク化が進み、同時にメタバースの認知も拡大しました。
2022年に行われた調査では、日本企業1,000社のうち、約半数がメタバースを認知していると回答しています。
セカンドライフが流行した2000年代よりも、格段にオンラインへの期待度が高まりつつあります。
新型コロナによる生活様式の変化も影響し、メタバース認知はさらに後押しされました。
メタバースがセカンドライフのように失敗しないためには?
メタバースが失敗しないためには、下記5つが重要です。
順番にみていきましょう!
メタバース自体の認知拡大
メタバース自体の認知拡大が、今後の大きなポイントになります。
なぜなら、一般層の約半数はメタバースという言葉自体を知らないのが現状だから。
仮に聞いたことがあっても、メタバースの概念を知っている人は全体の1〜2割程度です。
今後国や企業が積極的にメタバースを活用していけば、メタバースの一般認知がさらに進むかもしれませんね。
仮想通貨・NFTの更なる普及
前述の通り、いま語られているメタバースは「仮想通貨」・「NFT」とかなり密接に関わっています。
以下のように、メタバース内のアイテム(アバター含む)などは、仮想通貨で売買可能。
待望の
🎉アマテラスNFTとツクヨミNFT🎊
ウォレットに着弾🎁してました‼️
トムさんやVENさん
サンドボックスのみなさん
ありがとう🥲#SandboxAlphaS2#thesandboxgame #Metaverse #NFT@tom60583354@ven_voxel@TheSandboxJP pic.twitter.com/NP8DnFbp21— タラ (@TaraMomon) May 30, 2022
密接に関わる仮想通貨・NFTが更に普及すれば、メタバースももっと普及するでしょう。
ぼくがそうだったように、仮想通貨やNFTから始めても、「メタバースの凄さ」が後でわかったりしますよ!
>>【完全ガイド】NFT転売のやり方・始め方!爆益の実例も公開
VR機器の更なる普及
また、以下のようなVR機器の普及も重要です。
この製品は、Meta社(旧Facebook)が開発している超有名なVR機器ですが、まだ持っていない方がほとんど。
理由は、約47,000円(2023年6月現在価格)ほどと高価だから。
VR機器があれば、以下動画のように信じられないくらいの没入感を感じられます。
もう少し手に取りやすい価格のVR機器が出てくれば、メタバースも流行る可能性が高いでしょう。
セキュリティ面の向上
「安心してプレイできるか」も、メタバースの流行に必須な要素です。
事実、「メタバース=危険」と思い込んでいる方も少なくありません。
確かに、メタバースには下記のようなリスクが存在します。
- ハッキングされるリスク
- 個人情報を抜き取られるリスク
- なりすましされるリスク
これからメタバースに参入したい人にとっては、見過ごせないリスクですよね…
サービス提供側による、「安全にメタバースを楽しめる環境作り」が進んでいくかも重要になるでしょう。
>>【実体験あり】メタバースをプレイする際の危険性!対策も解説
メタバース関連の法整備
メタバース関連の法整備が進み、トラブルに対処できるかも重要です。
実際にメタバース内では、以下のような被害にあうユーザーも…
現状、メタバース内でのトラブル等の法律の整備が追いついていません。
今後法律の整備が進んでいけば、誰もが安心してメタバースに参入できそうですね。
【メタバースとセカンドライフの違い】よくあるQ&A
よくあるQ&Aを4つ、それぞれ解説していきます!
メタバースの効率的な学習方法は?
おすすめ順の学習方法は、下記の通り。
- 無料で散策してみる
- 読書する
- 音声で学ぶ
- 情報を発信する
- 無料で制作してみる
- オンラインスクール
ぼくはメタバース関連の情報をブログで発信し、脱サラできましたよ。
>>【完全初心者向け】最新のメタバース勉強法6選!おすすめ順
メタバースの始め方は?
メタバースの始め方は、下記の3STEPでOKです。
- ビットトレードで無料口座開設
- ウォレットの作成
- メタバースプラットフォームを選ぶ
メタバースと一言で言っても、入口はさまざまです。
ゲームや制作、不動産投資などからもメタバースを手軽に始められますよ。
>>【理解度120%】メタバースの始め方・やり方!目的別に解説
初心者でもメタバースで稼げるの?
結論からいうと、全然稼げます。
そもそも、仮想通貨やNFTがからむメタバースは誰もが初心者なので、みんな手探りです。
まだ世間一般に浸透していないからこそ、今から触れておくことでトレンドに乗るチャンスをつかめます。
ぜひ最先端のテクノロジーに触れ、ワンランク上の人材になりましょう!
>>【22年最新】メタバース副業の選択肢7選!知識0でもOK
セカンドライフは今からでもプレイできる?
2023年現在、セカンドライフは今からでも無料プレイできます。
現在はパソコン版(Windows・Mac)のみの対応ですが、今後はモバイル版の展開を予定しています。
モバイル版は2023年後半のリリース予定で、スマホ・タブレットからプレイできるとのこと。
昔のセカンドライフからどう変化したのか、ぜひ期待したいところですね!
まとめ:メタバースはセカンドライフの二の舞で終わらない
繰り返しですが、2023年現在のメタバースとセカンドライフの大きな違いは、『ブロックチェーンの活用有無』です。
ブロックチェーンにより、仮想通貨やNFTとメタバースの融合が実現し、ユーザーの利便性は劇的に向上しています。
確かに見た目上の違いはわかりにくいですが、中身はまったくの別物。
巨大企業がメタバース事業に注力しており、市場規模のさらなる拡大が期待されています。
時代の波に乗り遅れないためにも、メタバースや関連する仮想通貨やNFTにイチ早く触れましょう!
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